今年に入って『ヒアリ』という恐怖のアリが世間を騒がせている最中、またしても日本国内で驚異の新種のアリが発見されました。オーストラリアに生息しているアリ『ブラウジングアント(Browsing ant)』です。

日本に生息していなかったため和名が存在していませんでした。今回、アリの研究家である『寺山守博士』が和名として『ハヤトゲフシアリ』と命名。

今回、このハヤトゲフシアリがどういったアリであり、どのような脅威がるのかをご紹介したいと思います。

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目次

愛知県の名古屋港で発見!

今回、新種のアリ『ハヤトゲフシアリ』が発見されたのは愛知県の名古屋港。情報提供を行ってくれたのは高校教師の小川尚文さん。

ヒアリ同様、今回も港で発見されました。どうしても荷物と一緒に紛れ込んでしまうんでしょうね。今回発見されたのはあくまで愛知県というだけの話です。調べてみたら他の港でも生息しているかもしれません。政府には徹底した調査を行っていただきたいです。

ハヤトゲフシアリとは?

もともとオーストラリアに生息するアリで『ブラウジングアント(Browsing ant)』と呼ばれています。『かじりアリ』という意味です。なかなか凶暴そうな名前を付けられています。

生息地であるオーストラリアでは、侵略を懸念すべき7大アリに指定されています。ヒアリに匹敵するほどの危険なアリであることは間違いなさそうです。

とは言っても、最近話題の『ヒアリ』のように毒を持っているというわけではありません。『かじりアリ』と言ってしまうと噛みつかれそうになるイメージですが、人間にとっての危険性で言うなら、日本国内のアリと大差無い程度だとか。噛みつかれることもありますが、そこまで心配する必要はなさそうです。

身体も2mm程度と極めて小さいです、日本に生息しているアリが5~12mm程度なので、一回り小さいという事がわかると思います。

しかし、驚異的なのはそのスピード。動きがとても速いんです。アリのオリンピックがあれば優勝してしまいそうなほどだとか。そして驚異的な繁殖能力。ものすごい勢いで増えていくそうです。ですから一番心配なのが『生態系への影響』です。

別名『アリクイアリ』とも呼ばれるとか。自分たちよりも大きな種類のアリをも倒し食べてしまうのです。つまり、ハヤトゲフシアリにとっては他のアリでさえエサなのです。場合によっては日本のアリが全滅させられるのかも!? このアリが増え続けてしまった場合、生態系にどれほどの影響が出てしまうのか想像もつきません。

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和名『ハヤトゲフシアリ』として寺山博士が名付ける

和名が存在しないという事で、アリ研究家の寺山博士が命名し『ハヤトゲフシアリ』と名付けました。

名前の意味
ハヤ・・・速く動き回る特徴がある
トゲフシ・・・フシの部分にトゲのようなものがあるのが珍しい

動くスピードはアリの中でも断トツ1位になるのではと思えるほどに速く、体にトゲのようなものがあると言うのが特徴だとか。『ハヤトゲフシアリ』意味が分かると覚えやすいです。

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